国税庁が初めて実施したインターネット公売の落札結果がまとまりました。それによると、出品された251件の86.5%にあたる217件が落札され、その落札総額は見積価格の1.7倍にあたる約9460万円最高落札額は5カラットのダイヤモンドの966万7666円で、なかには見積価格500円の油彩画が約5万円で落札された例もあるようです。

 今回のインターネット公売は、ネットオークション大手の「ヤフー」が運営する「官公庁オークションサイト」で行われました。出品されたのは国税庁が税金滞納者から差し押さえた貴金属や絵画など「動産物件」252件。5月17日から5月30日に参加申し込みが受け付けられ、入札は6月5日から6月7日の3日間行われました。

 国税庁によると、入札の参加申込みをした人は数千人に上ったそうですが、実際に入札した人はのべで1150人。ヤフーとの事前契約や保証金の事前納付など、一般的なインターネット・オークションに比べて参加するための敷居がやや高いためか、入札を取りやめた人も多かったようですが、それでも「予想以上の参加があり、ネット公売の効果を感じた」(国税庁徴収課)という結果になりました。まず大成功といっても差し支えないでしょう。

 次回の開催は10月の予定です。

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(情報提供元:ゆりかご倶楽部)